コスメレビュー

肌に働きかけるコエンザイムQ10グリーム

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コエンザイムQ10は、皮膚の細胞で2つの重要な働きをしています。

第1が、皮膚の新陣代謝を高め、肌をみずみずしく張りのある健康な状態に保つことです。

皮膚は、外側から順に表皮・真皮・皮下組織の3つの層で構成されています。
肌に張りや弾力性を与えているのは、真皮にあるコラーゲンという線維状のたんぱく質です。
コラーゲンは、真皮の線維芽細胞というところで作られますが、老化に伴ってコラーゲンの合成能力が衰えたり、紫外線などの影響でコラーゲンが変性したりすると、肌はしなやかさを失い、たるみやシワの発生につながります。

一方、表皮は約28日周期でターンオーバー(生まれ変わり)を繰り返しています。
表皮のいちばん下にある基底細胞という細胞が分裂し、新しい細胞ができることで古い細胞が少しずつ表面に押し上げられ、やがて表面の角質層からはがれ落ちます。
このターンオーバーが順調であれば、シミの正体であるメラニン色素も、角質層へ押し上げられて排出されますし、いつも元気な細胞が肌を覆っていることになります。

ところが、老化や不規則な生活などでこのターンオーバーが狂うと、古い細胞が表皮に居座ることになり、肌のくすみや、潤いの低下をもたらします。

Q10は、細胞の活動エネルギーであるATPを、細胞が自ら作り出す過程で欠かせない物質です。
ですから、皮膚の細胞内のQ10が不足すると、コラーゲンの合成、細胞分裂など、若々しい肌を維持・修復する際に必要なエネルギーも不足してしまうのです。

第2の働きは、さらに重要です。

肌の老化を進める要因の75%は、紫外線やストレス、喫煙など外的なものといわれます。
その大部分にかかわっているのが、活性酸素と呼ばれるものです。
紫外線が肌にダメージを与え、シミやシワなどを生じさせるのは、紫外線によって皮膚の中に大量の活性酸素が生じ、コラーゲンを変性させたり、メラニン色素の合成・分解のバランスを狂わせたりするからです。

実は、Q10は、活性酸素を排除する「抗酸化物質」としても慟いているのです。
体内には、抗酸化ビタミンとして知られるビタミンEやC、そしてSOD、グルタチオンペルオキシダーゼといった抗酸化酵素など、何種類もの抗酸化物質があります。
それらの中でもQ10は、細胞内で真っ先に働く抗酸化物質なのです。
しかも、ビタミンEや抗酸化酵素の働きを高める働きもしているのです。

ごく少量でも効果が現れる

このQ10を、2.2%という高濃度で配合した美容クリームが、アメリカーアンブロウ社が開発した「Q10グリーム」です。
開発者は、1500種類以上の植物性スキンケア化粧品の開発で知られる美容化学者・クースター博士です。

Q10は、そのままでは、表皮のいちばん外側の角質層から中へ入ることができません。
クースター博士は、表皮のいちばん奥の基底細胞まで浸透させる、独自の「マイクロエマルジョン」という技術を開発しました。
これによって、皮膚の最も必要とする部位にまで、Q10を浸透させることが可能になりました。
しかも、このクリームはQ10の含有量が多いため、ごく少量の使用で効果があります。
大豆の約半量ぐらいを顔全体に伸ばせばOKです。

Q10化粧品はクレンジング(洗顔料兼メイク落とし)、化粧水、クリームの3品で構成されており、それぞれ0.5%、0.3%、2.2%のQ10が配合されています。
これらのQ10化粧品をセットで使うことで、より高いスキンケア効果が期待できます。

Q10以外の配合成分は、アロエペラエキス、ローズマリーエキス、アーモンドオイルなど、植物エキスやオイルが主体です。
このほか、ビタミンB2やE、Cなどのビタミン類、SODなどの酵素、アミノ酸類、天然保湿成分など、肌の細胞を元気にする成分がバランスよく配合されています。
例えばクリームの場合、配合成分は30種類以上に上ります。
人工保存料や香料などの添加物は、最小限におさえられているので、敏感肌の人にも安心です。

クースター博士は「日光障害による乾燥、色素沈着、角質化を起こした肌、くすんで疲れた肌に使用するのが最も効果的である。
特に月経前や更年期により変化している皮膚に有効である。
Q10のスキンケア製品を規則的に使い始めてから5~6日以内に、皮膚に輝きや明るさがよみがえり、小ジワがへり、きめが細かくなるなどの効果が現れてくる」
と評価しています。

以上のようにQ10化粧品は、加齢や紫外線などの影響によるシミや乾燥肌、シワ、くすみ、たるみなど、中高年女性の肌の衰えに対して、極めて効果的なので、欧米では大人気を集めているのです。

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